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弊社のあゆみ 






 
(現在、店舗はありません)
 
長文です。お急ぎの方は後半青色の部分をご覧ください。


 
代表取締役の房本 寛です。
弊社は1950年(昭和25年)大阪市阿倍野区で父が創業しました。
その後日本は高度成長期に入り3種の神器と言われる冷蔵庫 洗濯機 テレビが飛ぶように売れたそうです。
安全性より便利さが優先される時代で体に有害なものが世の中に出回りはじめた頃です。
まだアレルギーや花粉症などと言う言葉はあまり聞かなかったようです。

私は21歳からこの仕事をしていますが最初はメーカーの商品販売を中心に行っていました。
徐々にメンテナンスの重要性を感じるようになって来ました。
いくら高級で使いやすくても年数がたてば痛んできます。 ましてメンテナンスをしなければ痛んでいる事さえ知らずに使っているということもあります。
例えばエアコン洗浄はどこよりも早く取り組みました。
最初は何も考えずに他社が普通に使っている化学薬品を同じように使っていました。
しかし作業中、手が荒れるし吸い込むと咳き込むし 以前からきつい薬品だと言う事はわかっていました。
こんな薬品を使わないとエアコンは綺麗にならないのだろうか?
部屋中に飛散して大丈夫なのか? 疑問は深まるばかりでした。

平成21年の秋頃だったと思いますが、ある経営者の勉強会が弊社のターニングポイントになりました。
もっとやさしい薬品を使ってエアコン洗浄できないものだろうか。
ふとそんな事を考えました。
化学薬品のことも石鹸の事も何も知らなかった頃です。
まず当時使っていた洗浄液の成分を調べるためメーカーに製品安全データーシート(MSDS)を取り寄せました。
そこには危険、有害と言う文言がたくさん書かれていました。
今まで何も知らずにエアコン洗浄するといいですよと言ってきた自分が恥ずかしくなりました。
さらに図書館へ行って関連する本を読んで合成洗剤の問題点を知り、またシックハウス症候群や化学物質過敏症の存在を知りました。
自宅でたまたま見たyoutubeの動画は衝撃的でした。
小学校低学年の子供が突然倒れるシーンを見たときもうこんな危険な薬品を使ったエアコン洗浄をやめようと心に決めました。
調べていくうちに化学物質を一切含まない純せっけんのことを知りこれを使ったエアコン洗浄を始めることにしました。

とは言ってもエアコンに影響が無いのか故障の原因にならないのかと不安がありましたがやると決めたからには後には引けません。
知人の家のエアコンを何台も洗浄してはその経過をホームページやブログに載せているとある日、それを見た化学物質過敏症(CS)の方からエアコン洗浄の依頼が入りました。
カビ臭に困ってエアコン洗浄したら今度は化学物質のせいでエアコンが使えなくなったそうです。
その期待に応えられるのか不安はありましたが結果は大変喜んでいただきました。
そんな経験を数多くしてきましたがあるCSの方が言った言葉が忘れられません。
「この病気は辛いけどもっと辛いのは周りの人に理解されない事です」
この病気のことをもっと多くの人に知ってもらうにはどうすればいいんだろう

もっとこの病気のことを知りたいと化学物質過敏症支援センターの賛助会員になったのもこの頃でした。
ちょうど大阪府中小企業家同友会という経営者の勉強会で中小企業庁の経営革新計画に挑戦していたころで、認証を取ればマスコミが大挙押し寄せると聞いていました。
認証を取ることができればこの病気のことをもっと多くの人に知らせることができ患者さんの苦しみが和らぐのではと考えたのですが
実際にはマスコミから問い合わせはほとんどありませんでした。
純せっけんの安全性と化学薬品の危険性を声高に言うのはマスコミにとって扱い難い存在だったからでしょう。

承認された内容
【オーダーメイドのエアコン洗浄の提供】
 現在のエアコン洗浄に一般に使用されている化学薬品洗浄液は、発ガン性、環境汚染、皮膚障害、肺機能障害などの危険性・有害性物質を含んでいる。洗浄作業の際、危険な薬品が床など屋内に飛散残留してユーザーや作業員に害が及ぶ危険性がある。
アレルギーや軽度の化学物質過敏症の方が安心してエアコンを使用できるために、それぞれの方が許容する洗浄液をオーダーメイドで対応する。 

 

結局マスコミからの取材はほとんどありませんでしたが逆にCS患者さんやアレルギーの方からのエアコン洗浄の依頼が増えてくるようになりました。
大阪だけでなく京都や滋賀 名古屋や関東からも依頼が入ってきました。
遠方から連絡いただけるのはたいへんうれしいことですが出張費用のことを考えお断りしていました。

もし自分でできる洗浄キットのようなものがあれば遠方の方にも喜んでいただけるのではと考え新たな商品開発に取り掛かかることにしました。
使用説明をわかりやすくするのには結構苦労しましたが絵を多く入れてわかりやすくしたり
ビニールシートは安価なものでよいと思いましたが安心安全を第一に考え食品包装に使用される不純物のないものを使いました。
とにかく日本一安全なエアコン洗浄セットで病気で苦しんでいる人たちを助けたいという思いで作りました。
苦労の末についに自社商品ができ上がりました。
商品名は無害エアコン洗浄セット”純浄派”と名付けました。(初期型は終了しました)
思い入れのあるネーミングです。
まさか町の電気屋が自社商品を作ることになるとは思ってもみませんでしたが弊社のホームページで紹介してみると少しづつ注文が入ってくるようになりました。
もっと有名になれば安全なエアコン洗浄を求めている多くの人に知ってもらえると考えもう一度マスコミにPRを始めることにしました。
そっぽを向かれた前回と違い今度はマスコミが早速取り扱っていただいたことに少し驚きました。

少しづつ自分の行くべき道が見えてきました。
平成23年春、中小企業基盤整備機構の販路開拓コーディネイト事業という認証を取れば大手企業への販路拡大の道が開けると知りました。
大型店舗に自社製品が並ぶなんて想像できませんがいかんせんそう簡単にいくわけがありません。
翌年夏 天満橋にあるOMMビルに初面談に向かいました。
化学物質過敏症という病気で困っている人を助けたいという気持からこの商品が生まれましたと経緯を説明すると担当の方は私が予想していた以上に大変驚かれました。
一言「病気で困っている人を助けたいという考えはたいへんよい」
「ところで君はこの商品をどんなところに売りたいのか ホームセンターかドラッグストアか」
「いいえ 日本一安心安全なこの商品の良さを理解してくれるところに売りたいです 安売りの値段だけで評価されるようなところには売りたくありません」
そんなことを言ったと思います。 

「それなら生協にしよう。組合員数が10万人以上いるコープ自然派という無添加にこだわっている生協があるからここに向かってがんばりなさい」

そして3か月のち
私はほんとうに神戸市西区のコープ自然派本部に純浄派を持ってプレゼンに行くことになりました。
初めての訪問にもかかわらず理事長とお話させていただきました。
検討いただいた結果 純浄派の採用は見送られましたが
しかしこのプレゼンをきっかけに組合員さんのエアコン洗浄という新たな話が浮上してきました。
平成24年5月から始まったエアコン洗浄は令和元年4月まで約7年間継続して、大阪、阪神、京都、和歌山の約5000台のエアコン洗浄を行いました。
下請けを一切使わず自社で施工したことは私にとって大きな自信となりました。


生協の仕事を辞めてからも純せっけんを使ったエアコン洗浄やカビ除去作業に多くの方からご依頼いただいていました。

そんな折、平成28年(2016年)から始めた「新品家電品のプラスチック臭を脱臭するベイクアウト業務」が徐々に広がりを見せてきました
令和元年の夏はそれまでにないほど多くのエアコンの依頼があり併せてリピーターさんも増えて、プラスチック臭で苦しんでいる人たちのお役に立っていることを実感しました。

大型の冷蔵庫や洗濯機の依頼が増えてくるとそれまでの場所ではとても賄いきれないので思い切って店舗をベイクアウト専用の場所にすることにしました。

「まだ誰もやったことが無いベイクアウト作業」
ニオイで苦しむ全国の方々からお問合せやご依頼をいただいています。





-余談-
平成22年頃、純せっけんを使ったエアコン洗浄を始めたころあるCS患者さんから依頼があった。
作業が終わりCS患者さんから「この病気は辛い、でももっと辛いことは周りの人に理解されないことです」と
聞いた瞬間、私は思った「自分にできることはなんだろうと」
それはエアコン洗浄の仕事の範疇ではない。
自分なりの正義感だった。

この正義感はどこから来たのか 
過去を辿ってみると昭和36年 4歳くらいだったか七色仮面という番組があってよく見ていた。
当時はこんなヒーロー番組がたくさんあったがこれが一番面白かった。
ご多分に漏れず風呂敷をマント代わりに部屋を走り回っていた記憶がある。
強きをくじき弱きを助ける正義の味方七色仮面はあこがれの存在だった。
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小学2年くらいだっただろうか毎朝学校でいじめにあっていた。
いじめるほうが悪いのか泣くほうが悪いのか毎朝泣かされていた。
結局いじめられても私のところに正義の味方は現れなかった。

私が小学4年生ころ日本は高度成長期とともに公害列島だった。
全国各地の海はヘドロで真っ黒 空には工場のばい煙が大量に吐き出され、光化学スモッグ注意報が出ると校庭から教室に戻らなければならない。
その程度ならまだいいほうかもしれない。

テレビでは猛毒の薬品で汚染された飲み水や魚を食べた人が苦しんでいる姿が毎日のようにニュースで流れていた。
工場の廃液で苦しみ死んでいく。 昭和45年頃の日本はそんな国だった。(資料映像→→→)


あるニュースでイタイイタイと泣き叫ぶ老女の映像を見たとき私は七色仮面のように今すぐ助けに行きたい衝動にかられた。
そんな思いをずっと自分の中に持っていたのかもしれない。

それから何十年もして「この病気は辛い・・・」というあの言葉を聞いた瞬間、私の中の何かが動いた。
この病気のことをもっと多くの人に知らせることが患者さんの苦しみを和らげることになるのではないだろうか。
小さな決意を持って私の中の七色仮面は立ち上がった。  (ブログより→→→

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座右の銘  「士 魂 商 才」  
しこんしょうさい     士(さむらい)の心をもって商才を発揮せよ

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〒545-0021

大阪市阿倍野区阪南町1-5-5 フサモトビル1F

TEL 06-6621-2662

名称 有限会社フサモト
代表者 代表取締役 房本 寛  昭和32年6月生
(常盤幼稚園 常盤小学校 文の里中学 大阪産業大学高等学校卒)

設立 昭和22年2月 資本金 3,000,000円
大阪府電機商業組合  大阪府中小企業家同友会 所属
第1種電気工事士 内装仕上げ工事業(般-10) 第109421号 
古物商許可証 第2539号

経営理念
(有)フサモトは技術を向上し 人間的成長と共にヒューマンカンパニーをめざします。
(有)フサモトはチームワークを大切にし やりがいあるフェアーカンパニーをめざします。
(有)フサモトは社員をよきパートナーと位置付け働き甲斐のあるベストカンパニーをめざします。
(有)フサモトはエアコンにうるさい店でありつづけると同時にその時々のニーズに応える総合快適業をめざします。

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